【地域めぐりPART3】第7問の答え
[2021年8月12日]
[2021年8月12日]
③桑の木
養蚕には、桑の葉はなくてはならないもので、蚕は、成長時に多くの桑の葉を食べるため、多くの桑の木が必要でした。
東京都蚕糸指導所では、蚕や桑の木の品種改良、養蚕技術の研究など、養蚕業に大きな貢献を果たしてきましたが、蚕糸業法、製糸業法の廃止などもあり、平成10年(1998)にその役目を終わり、閉所となりました。
なお、昭和35年(1960)の旧秋川市の桑畑栽培面積は11,373アールで、秋留台地の農地のほとんどが桑畑で占められていたそうです。
その後、住宅地域の拡大や養蚕業の衰退により耕地面積は減少し、18年後の昭和53年(1978)には、1,928アールと20%以下にまで減少してしまいました。
参考:昭和26年(1951)ころの秋留台地周辺地図(桑畑でおおわれているのがわかります)
参考:桑の木(葉がカイコのエサになります)
参考:桑畑の地図記号