あきる野市下水道事業経営戦略
[2021年12月23日]
[2021年12月23日]
あきる野市は、秋川市と五日市町との合併(平成7年9月)によって誕生した、東京都多摩地域 に位置する自然豊かなまちです。市域は、市内を流れる秋川と平井川の二つの川を軸として、比較的緩やかな秋川丘陵、草花丘陵に囲まれる平坦部と、奥多摩の山々に連なる山間部から形成されています 。
首都圏の住宅都市 として発展してきた本市は、都市の健全な発達と公衆衛生の向上、公共用水域の水質の保全 を図るため、公共下水道事業(国土交通省所管)と、合併処理浄化槽設置整備事業(環境省所管)とによって汚水処理施設の整備を進めてきました。
人口減少や少子高齢化の進行による地域経済の縮小、大規模自然災害の頻発による防災意識や環境保全意識の高まりなど、本市をとりまく周辺環境は新たな局面を迎えています。
社会経済情勢の多様な変化のもとで、市民の安全で衛生的な暮らしを支える下水道事業を今後も安定的に継続していくためには、現状の適確な把握と分析に加えて、中長期的な視点からの将来環境の予測と、計画に沿った戦略的な経営による持続可能性の向上が重要です。
こうしたことから、迅速かつ効率的な事務事業の遂行を可能とする機動的な組織体制を確立し、財政基盤の強化を図ることで、公営企業として、住民生活にとって重要なインフラサービスである下水道事業を将来にわたって安定的に継続することができるよう、中長期的基本計画として、経営戦略を策定しました。
あきる野市経営戦略 概要版