「水辺の生きもの」を中心とした観察をする際の参考資料
[2020年7月13日]
[2020年7月13日]
水生昆虫以外の生きものも少しご紹介します。
カエル
ナガレタゴガエルのオスとメス
ナガレタゴガエルは、1985年(昭和60年)に奥多摩で発見されたカエルで、他のカエルと生活がずいぶん違います。
11月下旬になると、それまで山で過ごしていたナガレタゴガエルは、山から下りてきて川に入ります。
2月中旬になり、水温が4℃位になると石の下から出てきます。そして、メスが流れてくるのを待ちます。
うまくペアになれたカエルは、すぐに産卵しないで、ペアになったまま50~100m川を下っていき、少し深くなった石の下に入り、石にくっつけて産卵します。
この特徴のあるカエルも、他のカエルと同様に大切に守っていき、君たちが大きくなったら、君たちの子どもや孫たちに見せてあげたいですね。(『水べの生きもの』より)
ナガレタゴガエルのオスと卵
秋川には、「ナガレタゴガエル」のほか、「カジカガエル」が、フィフィフィと美しく鳴く声が聞こえてきます。また、横沢入りなどでは、「アマガエル」、「シュレーゲルアオガエル」、「トウキョウダルマガエル」、「アカガエル」などをよく見ることができます。
「アカハライモリ」 水のきれいな池や清流に住んでいます。
秋川には、貝を見ることもできます。
「タガイ」
「シジミ」
貝の仲間は、海にすむものがほとんどですが、川や沼の淡水や陸にすむものもいます。
陸にすむ貝の仲間としては、ふつうカタツムリと呼ばれている「オオケマイマイ」、「ニッポンマイマイ」などがいます。