郷土の古文書
[2022年2月24日]
[2022年2月24日]
みなさんは「古文書」を見たり、読んだりしたことがありますか?
そもそも「古文書」とは「主として中世あるいは近世以前の文書で、特定の対象に意思を伝達するために書かれた文献資料」の事を指します。簡単に言うと「古い書類」で、あきる野市内からもたくさんの古文書が発見されています。
「なんとなく難しそう」「そもそも字が読めない」など敷居が高いイメージをお持ちかもしれません。しかし、そんな古文書でも使っている文字は日本語です。慣れれば読めてきます。さらに市内から発見された古文書は今でも使う地名や名前が出てくるので、他の古文書に比べて読みやすい場合もあります。
五日市郷土館では、あきる野市内で発見された古文書を解説した「ミニ企画展示」を行い、その際に展示した資料を『郷土の古文書』として公開しています。(下の一覧表よりPDFデータをご覧いただけます。)
内容は
江戸幕府へ献上する鮎に関する「御用鮎関連文書」
伊奈市、平井市、五日市などの「市の盛衰」
江戸に向かう道の整備に関する「江戸道普請の請書」
のらぼうにまつわると考えられる「闍婆菜種御請証文」
八王子城と戸倉城、檜原城についての「八王子城落城以前に落城していた戸倉城・檜原城」
など、さまざまな分野をテーマにしています。
初めは読めないかもしれませんが、「原文」と「解読文」、「口語訳」を比べながら楽しんでみてください。「くずし字」の辞典などを使いながら読むのもオススメです。
タイトル:郷土の古文書その34 「飢饉の節稗貯えのための郷蔵建設請証文」
展示期間:令和3年11月2日(火曜日)~令和4年3月31日(木曜日)
※ご来館の際は五日市郷土館(別ウインドウで開く)のページをご確認の上、ご来館ください。