ドローン(無人航空機)を活用した防災分野における取組について
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ドローン(無人航空機)を活用した防災分野における取組について
災害対応ドローンの共同研究・開発
市は、合意書を締結しているDJI JAPAN株式会社及び株式会社スカイシーカーと災害対策ドローンの共同研究・開発に取り組んでいます。
市内でおきた土砂災害現場の被害状況を把握するため、ドローンを用いて空撮を行いました。
また、中洲に人が取り残された状況を想定し、大型ドローンでロープをつけたライフジャケットを搬送・投下して、人命救助をするデモンストレーションを行うなどしています。

孤立想定地域での災害対策ドローンを活用した物資搬送実証実験
あきる野市での共同研究結果等を踏まえ、大型ドローン「QS8」が開発されました。
「QS8」は、防水防塵設計で、全天候で作業可能な大型ドローンで、物資搬送用カーボンボックスを搭載しているため、災害時に孤立地域などが発生した場合には、救援物資等を運ぶことができます。
市では、実際にこのドローンを活用することができるのかどうかを確認するため、市内山間部の土砂災害警戒区域が多数ある孤立想定区域で、電波が通じない状態での完全自律飛行を実験しました。
当日は小雨が降っていましたが、問題なく飛行し、孤立想定地域に物資を搬送した後、離陸地点に戻ってきました。


あきる野市総合防災訓練での活用
平成29年度総合防災訓練
平成29年11月19日、あきる野市総合防災訓練において、ドローンを用いた避難者の発見などを想定した訓練を行いました。
訓練では2機のドローンを用いて、屋上にいる避難者を発見、本部に連絡し、救助に向かう訓練を行い、無事成功しました。
平成28年度総合防災訓練
平成28年11月20日、五日市小学校をメイン会場としてあきる野市総合防災訓練を実施しました。
訓練では、土砂崩れにより孤立地域が発生したことを想定し、DJI社製大型ドローン「M600」による通信機器等の救援物資を搬送しました。
電波が届かない状況を想定し、メイン会場近くの五日市出張所から五日市小学校までの間を、完全自律飛行によって、あらかじめプログラムされたルートを飛行させました。
目的地に到着した大型ドローンは、自動で着陸し、ドローン下部に装着されているボックスに入っている救援物資をおろしてから、再び上昇し、離陸地点に戻りました。
搬送した救援物資の通信機器を使用して災害対策本部と通信を行い、訓練は無事に成功しました。

その他防災訓練等におけるドローンの活用
平成30年度羽村市・第九消防方面合同総合水防訓練
平成30年6月17日、羽村市・第九消防方面合同総合水防訓練が実施されました。
救助救出訓練では、あきる野市が所有する大型ドローン「QS8」を使用し、救命胴衣、救助ロープの搬送・投下を行い、署隊と連携した訓練を披露しました。


平成30年度秋川消防署3市町村合同総合水防訓練
平成30年5月13日、あきる野市、日の出町、檜原村3市町村合同の水防訓練が行われました。
台風の接近に伴い平井川沿いに水害が発生した想定で、大型ドローン「QS8」を用いて救助資器材を投入する訓練が行われました。
ドローンの操作は「あきる野市ドローン(無人航空機)パイロットチーム」に所属する職員が行いました。


警察署による大規模災害対処訓練
平成30年4月28日、南秋留小学校で行われた福生警察署による大規模災害対処訓練において、大型ドローン「QS8」等を用いた訓練を実施しました。
訓練は、大規模災害により建物に取り残された要救助者について、ドローンを活用して状況確認を行った後、大型ドローンで救助物資を搬送するものです。
ドローンの操作は「あきる野市ドローン(無人航空機)パイロットチーム」に所属する職員が行いました。
平成29年度増戸地区防災訓練
平成29年9月23日、あきる野市の自主防災組織である増戸地区防災・安心地域委員会からの依頼によって、ドローンによる救助者探索及びはしご車を使った救出のデモンストレーションを実施しました。
ドローンの操作は「あきる野市ドローン(無人航空機)パイロットチーム」に所属する職員が行いました。
訓練は、校舎で火災が発生し、発見者から市職員にドローンによる救助者探索の依頼があり、ドローンを活用して探索したところ、校舎屋上に救助者を発見し、消防署にその状況を伝え、はしご車によって救助者を救出するという想定で行いました。
また、ドローンの展示コーナーを設けて、地元の方々に災害時のドローンの活用方法について知っていただきました。


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