市長所信表明
- [初版公開日:]
- [更新日:]
- ID:21065
令和8年9月14日(月曜日)のあきる野市議会第2回定例会9月定例会議において、先のあきる野市長選挙で当選を果たした臼井建市長の所信表明が行われました。
所信表明(原文)
注意事項
下記所信表明については、ホームページの表記の都合上、一部漢字や言い回し等について原文と異なる場合があります。
原文につきましては上部にあるPDFをご覧ください。
所信表明
本日、令和8年あきる野市議会第2回定例会9月定例会議が開催されるに当たり、一言ご挨拶と所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆さんのご理解とご協力を賜りたいと存じます。
私は、去る7月19日の市長選挙におきまして、市民の皆さんのご支援を賜り、あきる野市長として、市政の舵取りを担うこととなりました。先人たちが残してくれたあきる野の素晴らしさを守りながら、将来のあきる野市を見据えた行政運営に全力で取り組んでまいりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、皆さんご存じのように、あきる野市には緑あふれる豊かな自然があり、最大の魅力となっております。
私は、この「みどり」と、働く場であり、このまちの血流となる経済発展のための「産業」を守り、育成し、そして活用していくことが重要であると考えております。同時に、市民の皆さんが道路や交通など、生活する環境において、快適で利便性を感じることができるように、自然が近くて住みやすいまちにしていかなければならないとも考えております。
このような考えの下、私が思い描くあきる野市の未来の姿、「誰もが未来に希望を持てるまち」を実現するためには、このまちの魅力をあらゆる面で高める必要があります。そこで私は、「地域や市民の力」「産業や経済の力」「行政や財政の力」、この3つの力を強化してまいります。
「地域や市民の力」の強化
1つ目の力、「地域や市民の力」の強化についてであります。
私は、選挙において、教育と子育てを最優先に、若者も輝く活気あるまち、高齢者や障がい者が健康で活き活きと生活できる環境づくり、市民の命を守る防災について述べてまいりました。
子育てについては、現在、保育所等に通う3歳児から5歳児までの第1子のみが、給食費の無償化が行われていないことから、更なる保護者の負担軽減を図るため、この部分の無償化を行い、保育所等に通う全ての子どもたちの給食費無償化に取り組んでまいります。
トラストルピアにある子育てひろば「ここるの」については、現在、平日・土曜日に利用できますが、利用者の利便性を高めるため、日曜日にも利用できるよう、令和9年1月から段階的に取り組んでまいります。
教育については、教育委員会と連携して、まずは、中学校の部活動の更なる充実を図ってまいります。私は、中学校の部活動については、子どもたちが今どんなことに興味があってどんなことを部活動でやってみたいのか、我々大人が把握することが重要であると考えております。100%希望はかなえられないかもしれませんが、ニーズの高い部活動があれば、子どもたちに提供できる環境をつくっていきたい。小学生が「中学生になったら学校でこの部活動に入ってみたい、楽しみだ。」と思ってもらえるような環境をつくっていきたいと考えております。子どもたちのニーズを踏まえた部活動が増えると、そこにはきっと新たな居場所が生まれると考えております。
次に、郷土芸能を守り、発展させていく取組についてであります。あきる野市は、郷土芸能の宝庫です。二宮や菅生地区で受け継がれている歌舞伎をはじめとして、お囃子の団体もたくさんあります。これら誇るベき郷土芸能を市内全域で認知し、楽しみ、そして私たちの誇りとしてPRしてまいります。そのために、まずは、市内全ての小学校において、神楽や獅子舞、歌舞伎などを鑑賞、体験する機会をつくってまいります。
若者も輝く活気あるまちについては、若者のリアルな声を把握するための若者会議を開催し、その声を市の施策に取り入れるための仕組みづくりに取り組んでまいります。さらに、既存施設を活用した子どもを含めた若者の居場所づくり、若者に地元企業を紹介する取組なども検討してまいります。
高齢者や障がい者が健康で活き活きと生活できる環境づくりについては、高齢者の健康づくりや、介護予防事業の推進はもとより、フレイル予防や孤立防止に力点を置いて施策の検討を進め、健康な食生活を促したり、孤独にならない居場所の確保に取り組んでまいります。また、障がい者の生きがい創出のために就労支援の充実を図ってまいります。
災害から市民の命を守る防災については、熊本県や千葉県の状況を踏まえると、本市の防災力を更に高める必要があります。災害時要配慮者といわれる高齢者や障がい者などの命を守る手立てを今から準備しないといけません。そのために、個別避難計画の作成や福祉避難所の整備を推進してまいります。また、ペットの同行避難についても検討してまいります。加えて、消防団、町内会・自治会、防災・安心地域委員会との災害時の連携を更に深めてまいります。
「産業や経済の力」の強化
2つ目の力、「産業や経済の力」の強化についてであります。
市政運営に当たっては、足腰の強い地域経済の実現を通して市民生活を安定させることが重要です。経済対策は市民の暮らしを支える重要な基軸となります。地域経済の土台を強化するとともに、地域資源の強みを生かして、人や企業などを呼び込み、新たな雇用や財源の創出を図ってまいります。
私は、あきる野を活気あるまち、選ばれるまちへと発展させていくためにも、次の取組を行います。
まず、秋川高校跡地の活用についてであります。市街化区域に編入され、企業進出のための手続にこれから進んでいきます。この流れを緩めることなく一層進展させることは、このまちの未来に向けて重要な取組です。メタセコイア並木を保全活用して素敵なエリアになるよう、東京都と連携しながら、取り組んでまいります。
次に、農業や観光についてであります。あきる野の名産を関係団体と連携し、よりPRするとともに、美味しい食べ物を求めてあきる野市を訪れていただけるように、「食のまちあきる野戦略」を策定いたします。併せて、秋川ファーマーズセンターについては、関係団体と協議をしながら、今後の在り方を検討してまいります。
「行政や財政の力」の強化
3つ目の力、「行政や財政の力」の強化についてであります。これまで述べてきた施策等に取り組むに当たっては、それを支える行財政力の強化が重要であります。
行財政力の強化として、自主財源の確保を図るために、ふるさと納税の拡充や市有地の活用に取り組むとともに、企業誘致やネーミングライツ、債権管理の取組などを積極的に推進してまいります。また、市民の皆さんの利便性が向上するよう、DXを推進し、書かない窓口、待たない窓口の実現に取り組んでまいります。さらに、AIやパソコンを使って業務を自動化するRPAなどの活用も進めてまいります。併せて、事務事業についても見直しを行い、業務の更なる効率化に取り組んでまいります。
また、3つの力に加え、施策間での連携を図りながら、さまざまな施策に取り組んでまいります。
生活基盤の整備については、長年の懸案を解消するための取組が重要です。市民の利便性が向上するよう、下菅生橋や網代橋の復旧をはじめ、圏央道へのアクセス道路である秋3・3・4号線や秋3・4・5号線、秋3・4・13号線についても、取組を進めてまいります。
併せて、今後の人口減少等を踏まえ、生活サービス機能や居住の誘導と連携した公共交通ネットワーク、いわゆるコンパクト・プラス・ネットワークを形成していくために、立地適正化計画を検討し、公共施設の再編の取組についても推進してまいります。これらの取組において、特に重要なことは、市民に丁寧に説明し、理解していただくことであります。未来に向けてしっかり準備をしてまいります。
交通施策については、免許証返納後の外出手段の確保が重要です。また、公共施設の再編に伴い、施設までのアクセスも重要なことから、今後の最新技術を踏まえながら、公共交通施策の充実を図ってまいります。
さらに、私は、音楽やスポーツをもっともっと楽しめる環境づくりに取り組みたいと考えております。音楽については、まちを明るく、人々を元気にする力があります。市内で活動する音楽家をはじめ、若者などの意見を聴いて、音楽を生かしたまちづくりに取り組んでまいります。
スポーツについては、独立リーグプロ野球チームを積極的に支援し、市域全ての市民が一丸となっておらがまちのチームを応援してまいります。そして、このことが契機となり、市内の多種多様なスポーツが更に発展し、健康寿命の延伸等にも寄与すると考えております。
このほかにも、移住・定住の促進をはじめ、獣害対策や空き家対策の推進、防犯対策などにも取り組んでまいります。
以上、私が思い描くあきる野市の未来の姿、「誰もが未来に希望を持てるまち」の実現に向けた、3つの力を強化するための主な取組等を述べさせていただきました。
これらの政策を着実かつ力強く推進し、市民が未来に向かって明るい希望を持てるまち、100年先にも誇れるまちを目指し、オールあきる野で取り組んでまいりたいと考えております。
議員各位並びに市民の皆さん方のご理解とご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げ、所信表明といたします。
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
