あきる野市行財政改革推進プラン2023について

　市では、これまで、行政改革推進プランや第2次行政改革推進プラン等に基づき、行財政改革に取り組んできました。これにより、市の財政の健全性を判断する指標のうち実質公債費比率や将来負担比率が減少するなど、財政状況は一定の改善が図られてきました。
　しかしながら、全国の傾向と同様、本市においても、少子高齢化や生産年齢人口の減少が進んでおり、地域の担い手不足や社会保障関係経費の増大、市税収入への影響が懸念されます。また、公共施設やインフラ設備等の老朽化に伴う改修や更新に係る整備費等の増大が見込まれていることから、今後も財政状況は予断を許さない状況が続くと予想され、常に危機感を持って行財政運営を行っていく必要があります。
　さらに、コロナ禍を契機として、自治体におけるDX（デジタル・トランスフォーメーション）の推進が求められており、行政サービスにおいて、デジタル技術やAI等の活用により、市民の利便性を向上させるとともに、業務効率化を図り、人的資源を行政サービスの更なる向上につなげることが求められています。
　このような状況の中で、将来にわたって安定した行政サービスを提供するためには、新たな自主財源の確保や民間活力の効果的な活用、デジタル技術等を活用した行政サービスの向上、公共施設や事業の再編・集約など、新しい考え方や技術を積極的に導入し、従来の改良・改善にとどまらない抜本的な改革を行い、限りある資源を最大限利活用していく必要があります。
　限りある資源を最大限利活用し、持続可能な行財政運営を推進していくため、「第2次あきる野市総合計画」に則り、行財政改革に係る具体的な取組等を示す「あきる野市行財政改革推進プラン2023」を策定しました。