HPVワクチン接種(キャッチアップ接種)について
- [初版公開日:]
- [更新日:]
- ID:14181
9価のHPVワクチンの公費接種について
令和5年4月より、公費で9価ワクチンが接種できるようになりました。
ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の要因とされています。
HPVワクチンの勧奨再開について
HPV感染症に係る定期接種の勧奨について、平成25年6月14日付厚生労働省通知により、HPVワクチンの接種後にワクチンとの因果関係を否定できない持続的な痛みが特異的に見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとの通知がありました。これにより、市では、積極的な勧奨を一時中止し、接種を希望される方に対してのみ予診票の交付を行ってきました。
その後、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会において、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。このことから、令和3年11月26日付け厚生労働省健康局長通知により、平成25年通知は廃止され、ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種について、個別勧奨の再開が決定したため、市では令和4年度から、個別勧奨を開始しています。
キャッチアップ接種について
令和3年11月26日付け厚生労働省健康局長通知により、HPVワクチンの積極的勧奨が再開されるとともに、勧奨を控えていた時期に公費接種の機会を逃した方へ、改めて接種の機会を設けることになりました。対象の方には令和4年6月8日付けでお知らせを送付しましたので、接種を希望される方は、お知らせに同封したリーフレット等を必ずお読みになり、ワクチンの効果・リスクについてご理解いただいた上で、市内指定医療機関で予約し、接種をお受けください。
・キャッチアップ対象者 平成9(1997)年4月2日から平成20(2008)年4月1日までに生まれた女性で、HPVワクチンを合計3回接種していない方
・接種費用 無料(全額公費)
・接種期間 令和7(2025)年3月末まで
・ワクチンの種類 サーバリックス、ガーダシル、シルガードのうち1種類を選択
・接種時に必要なもの 本人確認書類(健康保険証、運転免許証等)、母子健康手帳(持参が可能な場合)
※対象年齢外の場合は、公費接種の対象となりませんのでご注意ください。
※予診票は、各医療機関に備付けています。
HPVワクチンキャッチアップ接種市内指定医療機関
医療機関名 | 住 所 電話番号 | 受付時間 | 休診日 | 予約 |
公立阿伎留医療センター 医事課 | 引田78-1 558-0321 | 午前 9: 00~17: 00(予約受付時間) | 土、日、祝日 | 要 |
あきる野総合クリニック | 草花1439-9 518-2088 | 午前 (受付8時30分~)9: 00~12: 00 午後 (受付午後1時0分~)13: 00~19: 00 【土・日】午後(受付午後2時0分~)14: 00~17: 00 | 年末年始 | 不要 |
あきるの杜きずなクリニック | 五日市149-1 596-6736 | 午前 9: 00~12: 30(受付12: 00まで) 午後 15: 00~18: 30(受付18: 00まで) 【土】午後 オンライン診療 | 木、日、祝日 | 要 |
あべクリニック | 瀬戸岡474-6 558-7730 | 午前 8: 45~12: 15 午後 15: 00~18: 00 | 土の午後 水、日、祝日 | 要 |
小机クリニック | 小中野160 596-3908 | 午前 8: 30~12: 00(受付 8: 30~11: 30) 午後 14: 30~18: 30(受付14: 30~18: 00) | 火の午前、水、祝日 第4の土、第1・3・4・5の日 | 要 |
近藤医院 | 油平35 558-0506 | 午前 9: 00~12: 00 午後 17: 00~19: 00 | 木・土の午後 隔週の月曜 日、祝日 | 要 |
櫻井病院 | 原小宮1-14-11 558-7007 | 午前 9: 30~12: 00 午後 13: 30~16: 30 | 土の午後 日、祝日 | 要 |
さくらクリニック | 野辺1003 559-0118 | 午前 9: 00~12: 00 午後 15: 00~18: 00 | 水・土の午後 日、祝日 | 要 |
佐藤内科循環器科クリニック | 秋川2-5-1 550-7831 | 午前 9: 00~12: 30 午後 15: 00~18: 00 | 土の午後 木、日、祝日 | 要 |
朱膳寺内科クリニック | 秋留1-1-10 あきる野クリニックタウン1F 559-9201 | 午前 9: 00~13 :00 午後 16: 00~18: 00 【金曜午前 9: 00~12: 00】 | 木・土の午後 第1・3月、日、祝日 | 要 |
葉山医院 | 引田552 558-0543 | 午前 8: 45~12: 30 午後 15: 00~18: 00 | 金の午後 木、日、祝日 | 要 |
樋口クリニック | 秋川3-7-5 559-8122 | 午前 9: 00~12: 15 午後 14: 30~17: 45 | 土の午後 木、日、祝日 | 要 |
星野小児科内科クリニック | 小川東1-19-20 559-7332 | 午前 9: 00~11: 45 午後 15: 30~18: 15 | 土の午後 日、祝日、水 | 要 |
まつむらこどもクリニック | 引田225 丸徳ビル101 559-3322 | 午前 8 :00~11: 30 午後15: 00~17: 30 【土曜日、日曜日祝】午前 9: 00~10: 45 | 火・土・日・祝日の午後 | 要 |
米山医院 | 二宮1133 558-9131 | 午前 9: 00~12: 00 午後 15: 00~18: 00 | 火・土の午後 金、日、祝日 | 要 |
接種の時間や予約の方法などは、各医療機関に問い合わせてください。
自費接種を行った方への償還について
HPVワクチンの勧奨が控えられていた期間に公費接種の機会を逃し、自費接種を行った方で、以下の全ての条件に当てはまる場合は、償還払いの対象となります。償還払いの申請をされる方は、申請書に必要書類を添付し、健康課予防推進係までご提出ください。
・令和4年4月1日現在、あきる野市内に在住の方
・平成9年4月2日から平成17年4月1日までの間に生まれた女性
・16歳になる年度(高校1年生)の3月31日までに、HPVワクチンの定期予防接種を3回受けていない方
・17歳になる年度(高校2年生)から令和4年3月31日までに、HPVワクチン(サーバリックスもしくはガーダシル)の予防接種を受けた方
・償還払いを受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていないこと
必要書類
●あきる野市ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費用支給申請書
●母子健康手帳の予防接種記録が記載されたページの写し等(予防接種記録が確認できるもの)
●接種費用の領収書等(金額が確認できるもの)
・申請者の本人確認書類の写し(運転免許証、健康保険証等)
※申請者と被接種者が異なる場合のみ必要
・住民票の写し
※住民情報の確認について申請書内に同意があれば省略可
償還額 実費(支払った額が確認できない場合は、市の基準単価の額)
提出先 あきる野市役所4階 健康課予防推進係
ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費用支給申請書
参考資料・サイト
- リーフレット(概要版) 「小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)」
- リーフレット(詳細版) 「小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)」
- リーフレット(接種を受けた後) 「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」
- 厚生労働省 「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」
- 厚生労働省 「HPVワクチンQ&A」
- 東京都保健医療局「TOKYO#女子けんこう部」
HPVワクチンの種類について
ワクチンは3種類(サーバリックス、ガーダシル、シルガード)のうち、いずれか1種類をお選びください。
サーバリックス(2価)について
- 接種回数 3回
- 接種間隔 1回目終了後の1か月後に2回目、1回目の接種から6か月後に3回目を接種
※やむを得ず上記の間隔で接種できなかった場合は、2回目は1回目から1か月以上あけて接種、3回目は1回目から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて接種とする。
ガーダシル(4価)について
- 接種回数 3回
- 接種間隔 1回目終了後の2か月後に2回目、1回目の接種から6か月後に3回目を接種
※やむを得ず上記の間隔で接種できなかった場合は、2回目は1回目から1か月以上あけて接種、3回目は2回目から3か月以上あけて接種とする。
シルガード(9価)について
(1回目を15歳未満までに接種した場合)
- 接種回数 2回
- 接種間隔 1回目終了後の6か月後に2回目を接種
※1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あける。5か月未満である場合は3回目が必要になる。この場合、3回目の接種は2回目の接種から少なくとも3か月以上あけて接種する。
(1回目を15歳以上になってから接種した場合)
- 接種回数 3回
- 接種間隔 1回目終了後の2か月後に2回目、1回目の接種から6か月後に3回目を接種
※やむを得ず上記の間隔で接種できなかった場合は、2回目は1回目から1か月以上あけて接種、3回目は2回目から3か月以上あけて接種とする。
交互接種について
HPVワクチンは同じ種類のワクチンで接種を完了することが原則となっています。サーバリックス(2価)やガーダシル(4価)を1回または2回接種済みで残りの回数をシルガード(9価)での接種を希望される場合は、医師とよく相談の上接種してください。
HPVワクチンに関する相談窓口
接種後に、健康に異常があるとき
まずは接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。また、接種後に生じた症状について、患者へより身近な地域において適切な診療を提供するため、各都道府県において協力医療機関が選定されています。協力医療機関の受診については、接種を受けた医師またはかかりつけの医師にご相談ください。
(参考) 平成26年9月29日付 厚生労働省通知 「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関の選定について」
不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき
東京都 保健医療局 感染症対策部 防疫・情報管理課 03-5320-5892
HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談
厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口 050-3818-2242
※行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
※本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者により運営されています。
予防接種による健康被害についての補償(救済)に関する相談
あきる野市役所 健康福祉部 健康課 予防推進係 042-558-1111(内線2668・2669)
お問い合わせ
電話: 予防推進係 2668、2669
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます