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令和3年度 教育方針

[2021年2月18日]

令和3年度 教育方針

私市豊教育長は、令和3年あきる野市第1回定例会3月定例会議初日の2月18日、令和3年度の教育方針を発表いたしました。この教育方針は教育行政の基本的な方針と重点施策で構成されています。

教育方針(原文)

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注意事項

下記教育方針については、ホームページの表記の都合上、一部漢字や言い回し等について原文と異なる場合があります。原文につきましては上部にあるPDFをご覧ください。


教育方針

それでは、令和3年度あきる野市施政方針を踏まえ、教育行政の基本的な方針と主要な施策の一端を申し述べさせていただきます。

新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活様式や社会情勢などに大きな変化を生じさせており、その影響は、健康や福祉の問題、自粛による企業活動の低下がもたらす雇用や貧困の問題にとどまらず、さまざまな分野に及んでいます。

教育の分野においてもさまざまな影響が生じていますが、複数の問題が連鎖的かつ同時多発的に起きているコロナ禍は、まさにSDGsが示す課題そのものと言えます。学力の保障や授業時数の確保ばかりに目が向いていますが、今こそ、コロナ禍における社会課題に目を向けさせ、多種多様な事象を関連付けたモノの見方ができる子どもたちを育てなければならないと考えています。

このような中、小学校では、新学習指導要領に基づく教育が令和2年度から始まっており、中学校においても、令和3年度からスタートします。この次世代を担う子どもたちに必要となる資質や能力を育むことを目的とした、新学習指導要領の前文には、「自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながらさまざまな社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる」という、「個人の成長」を重視する従来の考えに加え、「社会人としての役割」が明確に記されています。

また、総則には、新時代に求められる教育として「カリキュラム・マネジメント」という言葉も出てきます。これは、知識や技能の習得だけではなく、思考力、判断力、表現力、学びに向かう力、人間性等の育成を目標とした教科横断的な取組です。社会全体が困難な課題を抱える中、私たち大人には、複雑に絡み合った問題へ対応できる人材を育てる使命が課されているのだと思います。

そして、この困難な時代を生きる子どもたちを育んでいくには、今後、より一層、地域とのつながりや連携を強固なものとして施策を展開していかなければならないと強く感じております。

令和3年度は、新型コロナウイルスの影響を鑑み計画期間を延伸した、教育基本計画の改定にも取り組まなければなりません。先行きが見えない情勢ではありますが、一人一人を大切にする「特別支援教育」の考え方の下、学びを止めることのないよう、できる限りの対策を講じ、学力向上対策の強化や特別支援教育の推進、生涯学習活動の推進などに係る教育行政を進めてまいります。

学力向上対策の取組

はじめに、学力向上対策の取組であります。

学校ICT環境の整備効果として、授業のユニバーサルデザイン化の促進が期待されています。全ての子どもたちに対して、分かりやすく、学習意欲をより高めることのできる授業が市内全小・中学校で展開できるよう、今後、ICT教育を推進するための研究校を設定し、可能性の模索、効果的な手法の確立等に向けた研究を進めてまいります。

特別支援教育の推進といじめ不登校への取組

次に、特別支援教育の推進といじめ不登校への取組であります。

特別な支援を必要とする児童・生徒の指導については、全校体制で組織的に実施していく必要があります。各学校が、特別支援教育コーディネーター、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等と連携し、より効果的な施策を展開することが重要であります。特別支援教育につきましては、この度策定した、令和3年度から5年度までの3年間を計画期間とする「あきる野市特別支援教育推進計画(第三次計画)」に基づき推進してまいります。

また、特別支援教育の取組を強化し、いじめ問題の解消にもつなげたいと考えております。

文部科学省が公表する最新データによりますと、令和元年度のいじめ認知件数は前年度比6万8563件増の61万2496件となっており、依然、増加傾向にあり、本市における、いじめ不登校の件数も同様の傾向にあります。特別な配慮を要する児童・生徒がいじめの対象になりやすいという傾向もあることから、一人一人に必要な支援を確実に行うとともに、いじめ防止に向けた指導の充実を図ります。

学校施設等の整備と安全安心対策の強化

次に、学校施設等の整備と安全安心対策の強化であります。

国による「GIGAスクール構想の実現」に向けた取組の加速化により、本市におきましても、全公立小・中学校の無線LAN環境と児童・生徒1人1台端末が整備されることから、その環境を効果的かつ円滑に運用できるよう体制を構築するとともに、利用者のスキルアップ等に取り組んでまいります。

また、令和2年度の中学校体育館への空調設備整備に続き、令和3年度は、小学校全10校の体育館に空調設備を整備いたします。

コロナ禍における保健衛生に係る取組同様、子どもたちに安全な、おいしい学校給食を提供するための取組も非常に重要です。市では先般、2月5日に、日の出町との広域連携による新たな学校給食センター整備に向けての基本合意書を締結いたしました。今後、食の安全性確保、地場産食材の活用、整備手法、運営形態等について協議、調整を進めてまいります。

通学時における児童・生徒の安全・安心を確保するためには、学校、家庭、地域及び関係機関が連携しての取組が不可欠です。今後も、スクールガードリーダーの巡回や交通安全推進員の配置を行うとともに、学校安全ボランティア活動や地域の方々の協力を得ながら、地域ぐるみの学校の安全対策に努めてまいります。

生涯学習活動と青少年の健全育成の推進

次に、生涯学習活動と青少年の健全育成の推進であります。

あきる野市の高齢化率は、令和3年1月1日現在30.14パーセントとなっております。自己研鑽や趣味領域の掘り下げ、あるいは学び直しを志して生涯学習に取り組む高齢者の数は、今後、更に増加すると見込まれることから、寿大学などの学びの場の充実を図ってまいります。

令和元年台風19号の被害により、長らく使用ができなくなっていた小和田グラウンドですが、改修工事が完了することから、今後再び、多くの市民の皆さんに利用していただきたいと思います。

また、市民の学びの場として親しまれている図書館については、自粛生活を余儀なくされる中、利用時間などに制限を設けておりますが、子どもから高齢者まで、現状においても毎日1,200人ほどの利用があります。この民度の高さに応えるためにも、より親しみやすく、利用しやすい図書館運営に努めてまいります。

さらには、新たな学校支援地域本部を五日市小学校に設置いたします。平成20年度から進めてきた本事業ですが、五日市小学校への設置により市内小学校全10校への整備が完了することから、地域全体で学校を支援する体制づくりを、今後更に推進してまいります。


私たちには今、新型コロナウイルス感染症という試練に立ち向かう知恵と勇気、忍耐と粘り強さが求められています。個々人が「感染拡大を収束させる」という強い意識を持って、周囲の方にも行動の変容を促していくことが必要であり、その原動力となり得る若い力には、特に期待しています。令和3年の成人式は、コロナ禍の状況を踏まえ中止いたしましたが、新成人の皆さんの行動により、今夏頃までに感染拡大が収束した暁には、成人式に代わる「場」を設けたいと考えております。是非ともその機会が実現できるよう、力を結集していただきたいと思います。

新型コロナウイルスが及ぼす影響は、既存のシステムや制度などの枠にとどまらず、新たな分断や差別なども生じさせています。この苦境を乗り越えるためには、一人一人の努力はもとより、社会が一丸となる必要があります。そして、そこには、他人の利益や便益を重んじ、自己をささげる心構えである「利他の精神」と思いやりの心「恕の心」が欠かせないと私は思います。

令和3年度、私は、新型コロナウイルスに打ち勝つ「心」を養うことをテーマに教育行政を邁進してまいりたいと考えております。議員各位並びに市民の皆さんへのご理解とご協力をお願い申し上げまして、令和3年度の教育方針といたします。

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