光化学スモッグについて
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光化学スモッグとは
自動車や工場などから排出される窒素酸化物と炭化水素が、太陽の強い紫外線を受けて光化学反応を起こすと、オゾンなどの光化学オキシダントが生成されます。気象条件によっては、この光化学オキシダントがたまり白くモヤがかかった状態になることがあり、この状態を「光化学スモッグ」と呼んでいます。

光化学スモッグが発生しやすい気象条件
4月から10月にかけての日差しが強く気温が高い、風の弱い日に発生します。特に太平洋高気圧に覆われる7月から8月は、紫外線が強く気温が高い上に安定した天気が続くため、光化学スモッグが発生しやすい気象条件になります。

光化学スモッグによる影響と対策
光化学オキシダントの濃度が高くなると、目がチカチカする、喉が痛くなるなどの症状が出る場合があります。注意報や警報が発令された場合は、屋外での活動は控え、窓を閉める等の対策をするとともに、以下の点にご留意ください。
・目や喉への刺激や異変を感じたときは、水で目を洗ったりうがいをする。
・症状に応じて医師の診断を受ける。
・健康被害を受けた場合は、最寄の保健所に連絡する。(西多摩保健所:0428-22-6141)

熱中症にもご注意ください
光化学スモッグが発生しやすい条件のときは熱中症にもかかりやすい状況です。窓を閉める際には熱中症予防として、室温は28℃以下、湿度は70%以下を目安にエアコンや扇風機を上手に使用しましょう。

発令状況を知るには
東京都では、1時間ごとの都内の光化学オキシダント濃度の分布状況及び光化学スモッグの発令状況をインターネットで提供しています。また、光化学スモッグの発令状況のメール配信サービスを利用することにより、外出先でも携帯電話から情報を入手することができます。そのほか、テレホンサービスにより発令状況を知ることができます。
・東京都インターネットサービス
光化学スモッグ注意報等の発令状況(東京都環境局ホームページ)(別ウインドウで開く)
・東京都メール配信サービス
メール配信サービス登録画面(東京都環境局ホームページ)(別ウインドウで開く)
・東京都大気汚染テレホンサービス
電話:03-5640-6880

発令基準
東京都では、光化学オキシダントが発生したとき、または発生しそうなときは、都内全域8地域ごとに下記の発令基準に基づき予報や注意報を発令しています。
あきる野市は『多摩西部』に所属しています。
段階 | 発令の基準 |
---|---|
予報 | 気象条件からみて光化学スモッグ注意報が発令されると予想されるとき。 オキシダント濃度が高いうえ、さらに悪化することが予想されるとき。 |
学校情報 | オキシダント濃度が0.10ppm以上で継続するとき。 |
注意報 | オキシダント濃度が0.12ppm以上で継続するとき。 |
警報 | オキシダント濃度が0.24ppm以上で継続するとき。 |
重大緊急報 | オキシダント濃度が0.40ppm以上で継続するとき。 |
※学校情報とは、注意報よりオキシダント濃度が低い段階で保育園・学校などに注意喚起を促すための情報です。

光化学スモッグ警報が発令されたら
防災行政無線、あきる野市メール配信サービス及び看板の設置(本庁舎)により情報提供を行います。
お問い合わせ
電話: 生活環境係 内線2515
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