あきる野市男女共同参画計画 第4次 あきる野男女共同参画プラン
[2018年3月28日]
[2018年3月28日]
男女共同参画社会とは、「男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を負うべき社会」です。(男女共同参画社会基本法第2条)
市では、性別にとらわれることなく、すべての人がそれぞれの個性や能力を十分に発揮し、家庭、地域、職場等のあらゆる分野に責任を持って共同参画し、多様な生き方を自由に選択し、豊かさを享受することができる社会の実現を目指して、第4次あきる野男女共同参画プランを策定しています。
本プランは、平成30年度から平成32(2020)年度までの3年間の計画で、あきる野市における男女共同参画を推進していくための施策の方向を示すものです。
本計画では、次の7点を重点課題として取り組みます。
1 配偶者等からの暴力などを根絶するための施策の推進
配偶者や交際相手からの暴力は、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害であり、許されるものではありません。また、個人の尊厳を傷つけるばかりでなく男女共同参画社会の実現を妨げるものです。
このため、本課題に掲げる施策の分野を「DV防止法」に基づく本市の「配偶者暴力対策基本計画」として位置付け、取組を推進していきます。
2 男女共同参画に係る意識啓発及び教育の推進
基本法に掲げる男女共同参画社会を実現させるには、子どものころからの人権教育等が重要です。男性も女性も社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画するには、それを可能とする教育・学習機会が必要です。
このため、学校、家庭、地域などさまざまな機会を捉え、意識啓発等の取組を推進していきます。
3 生涯を通じた健康支援
男女が互いにその身体的性差を理解し合い、思いやりを持って生活を送ることは大切なことです。特に女性は妊娠出産や更年期疾患を経験する可能性があるなど、生涯を通じて男女が異なる健康上の問題に直面することに留意する必要があり、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利) の視点が特に重要です。このことから、健康に関する情報提供や意識啓発、相談体制の整備などの取組を推進していきます。
4 職場における女性の活躍推進に関する施策の推進
近年、自らの意思によって職業生活を営み、または営もうとする女性がその個性と能力を十分に発揮して職業生活において活躍することが一層重要となっています。
このため、本課題に掲げる施策の分野を「女性活躍推進法」に基づく本市の「女性活躍推進計画」として位置付け、取組を推進していきます。
5 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の推進
仕事と家庭・地域生活のバランスを図り、日々の暮らしを充実したものとしていくためには、男女が共に多様な働き方や生き方を選択できる社会を築いていく必要があります。
このため、ワーク・ライフ・バランスの意識啓発を図るとともに、育児や介護支援等の取組を推進していきます。
6 政策・方針決定過程における男女共同参画の推進
男女共同参画社会の実現のためには、社会のあらゆる分野における政策・方針決定過程への男女の参画が不可欠です。
市においても、さまざまな意見を市政に反映できるよう、指導的地位への女性の登用や政策・方針決定過程への女性の参画を推進していきます。
7 推進体制の整備
本計画を確実に推進するため、PDCAサイクル※ による推進管理が重要であるとともに、推進状況を明確にするため、KPI※ の設定も必要です。
また、第三者からの評価も重要であることから、男女共同参画推進市民会議との協働により、事業の推進に取り組みます。
第4次あきる野男女共同参画プラン