子どものこころケア
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子どもは大人と比べストレスを感じていることがわからず、発散の方法も知りません。そのため、保護者が早めに気づき対処することが大切です。子どものサインを見逃さず、上手に気持ちを受け止めたり発散させることができるといいですね。以下にストレスや不安により子どもが出すサインと、その対処法をあげてみました。

子どものストレス反応

身体のサイン
- 食欲がなくなる、あるいは食べ過ぎる
- 眠れなくなる
- いやな夢を見る、夜泣きをする
- 風邪を引きやすくなる

行動のサイン
- 家族に反抗的になる
- ささいなことで物を壊したり、人に攻撃的になったりする
- 親のそばから離れない、強い甘えが見られる
- 何度も手を洗ったり、少しの汚れで着替えたりする

こころのサイン
- 不安や緊張が高まって、イライラしたり怒りっぽくなる
- 理由のわからない頭痛や痛み
- 学力低下や登校拒否
- 今まで楽しんでいた活動を嫌がる

ストレスや不安への対処法

1.子どもが活動的で、社会的なつながりを持ち続けられるようにしましょう
室内でできる体を使う活動時間を作りましょう(例:ストレッチやダンスなど)
※親子で遊ぼうについても参考にしてください
電話やテレビ電話を使って友達などとつながりましょう

2.メディアの使用時間について意識しましょう
日本小児科医会の提言によるとすべてのメディア(テレビ、DVD、電子ゲーム、ケータイ、スマートフォン、タブレット端末などの電子映像メディア機器)へ接触する総時間の目安は、1日2時間までとされています。

3.柔軟なスケジュールをたて、ルーティンを作りましょう
食事やおやつの時間、自由時間、運動時間、そして就寝・起床時間を毎日なるべく同じ時間にして、生活習慣を整えましょう。小・中学生のお子さんは勉強の時間なども決めて、ルーティンを作りましょう。
※スケジュールには柔軟性をもたせて、日によって調整しても問題ありません。

4.子どもとの肯定的なコミュニケーションを心がけましょう
子ども自身もどうしてよいかわからずイライラしたり、落ち込んだりすることがあります。そういう時こそ、子どもの長所や得意なところを認めてあげましょう。子どもの感情を理解し、受け止めることで「子どものストレス反応」が減少することがあります。
お子さんの様子がいつもと違う、不調が長引く、対応が難しい等があれば一人で抱え込まず、こども家庭センター相談係に相談してください。
また、「大人のこころケア」を参考にし、保護者自身の心身の体調管理にも意識を向けてください。
その他、厚生労働省の「こころもメンテしよう」(別ウインドウで開く)というページでは、こころの病気についてや、その向き合い方について実際の体験談なども含めて紹介しており、文部科学省の「子どもの心のケアのために」(保護者用)(別ウインドウで開く)では、上記以外のストレス反応についても記載されておりますので、そちらもご参考にしてください。


参考資料
お問い合わせ
電話: 相談係 042-550-3313
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